目次(もくじ)
刑罰
●6月以下の懲役又は50万円以下の罰金
(大阪府迷惑防止条例違反)
●1年以下の懲役又は100万円以下の罰金
(常習の場合、大阪府迷惑防止条例違反)
●6月以上10年以下の懲役
(強制わいせつ罪)
事例
酒に酔っ払って、電車から降りる女性の尻を触ったという事案
結果
50万円の示談金を支払う等して、不起訴となる。
弁護のポイント
迷惑防止条例違反と強制わいせつ罪との区別
法律には痴漢罪というものは規定されていません。
痴漢は、各都道府県で定められている条例である迷惑防止条例又は強制わいせつ罪で処罰されることになっています。
そして、迷惑防止条例又は強制わいせつ罪の区別は簡単にいうと着衣の上から触ったのか着衣の中に手等を入れたのかという点でなされます。
示談の重要性
痴漢は被害者のいる犯罪ですので、被害者の処罰感情が、不起訴になるかの重要な判断要素となります。
被害感情や痴漢の態様は様々ですので、示談金の相場という明確なものはありませんが、30万円前後で示談が成立することが多い印象です。
ただし、被害者が未成年の場合には、親権者であるご両親と話を進めていかなければならず、被害感情も強いため示談が成立しにくい印象です。
接近禁止
被害者は痴漢の被害により恐怖感、屈辱感等を持っており、加害者と一切の接触を拒むことが非常に多いです。
そのため、通勤電車で痴漢をした場合には、通勤ルートの変更や乗車する電車の時間帯、車両の変更等を示談の際に提案することも多くあります。
弁護士費用
捜査段階で解決
※報酬金は不起訴又は罰金刑に留まった場合に頂戴します。
※示談の成立、釈放・保釈の成功の場合でも、追加費用は必要ありません。
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